甲信越・北陸・東海

★上諏訪駅(JR中央本線)★  野宿日:2005/9

  上諏訪駅は始発便あり&終着便ありなので、ここでの駅寝を考える人も多いだろう。しかし、駅は国道20号に面していて夜間でも交通量が多い。しかも温泉街の駅なので、飲み歩く観光客などが深夜でも街をうろついている。駅周辺での野宿はあまり勧められない駅である。
  そこで、駅(西口)から歩くこと10分、諏訪湖畔まで出てみよう。片倉館脇の遊歩道を通って湖畔に出ると、ちょうどその一帯が湖畔公園になっており、屋根付きベンチがたくさんあるのだ。しかも、トイレ完備。ただし、少し北へ行くとコンビニがあり、この辺りは深夜でも人の出入りが激しい。また、コンビニ付近の湖畔では花火で遊ぶ若者グループなども見受けられた。もう少し南の、トイレに近い辺りがベストスポットになるのではないだろうか。
  快適に眠れるだけではなく、湖畔での野宿は目覚めも快適である。なにしろ、起きたらすぐ目の前に諏訪湖がドーンと広がっているのだから。夏でも多少冷え込むのが辛いところではあるが、防寒の準備さえしておけば、最高の野宿スポットになるだろう。
★牟礼駅(JR信越本線)★  野宿日:2007/9

  直江津から長野行きの終電に乗り、各駅の様子を窺いながら寝られそうな場所を探していたら、この駅に辿り着いた。土砂降りの雨が降っていたから公園野宿などは厳かったため、1:待合室があって閉め出されなさそうな駅 2:トイレがある駅 3:飲料の自販機がある駅 という3つの観点から探したところ、この駅が最適のように思われた。実際、長〜いベンチがあってトイレも自販機もあって、駅寝環境としてはAランクだろう。ただ、夜中に車で駅前やって来てタムロする連中がいたというのがちょっと減点材料。雨の夜中に、こんなところで何をやっているのやら……。暇な人もいたものだ。と、まぁ、私も人のことを言えた義理ではないのだが。それから、もう一点注意。この駅は、朝5時半頃から続々と利用者がやってくる。始発に乗る人が異様に多い駅だ。特にこの日は大雨だったこともあり、発車時刻ギリギリまで待合室にいる人が多く、6時頃にはラッシュ時の新宿駅のような有様になった。未練がましくいつまでも横になっていると、白い目で見られることになりかねない。
★越後湯沢駅(JR越後線、上越新幹線)★  野宿日:2014/9

  最寄りはガーラ湯沢駅になる(徒歩8分ほど)が、期間限定駅なので越後湯沢として掲載する。駅から徒歩30分くらいの場所に、こぢんまりとした健康ランド「ゆざわ健康ランド」がある。スキーシーズンはかなり混み合いそうな予感がするが、オフシーズンであれば空いているので、のんびり過ごすことができる穴場。駅からの道のりは、東口を出て、線路沿いに左へ坂を下ること10分、楽町交差点を左折してさらに坂を下ること15分、国道17号に出たらほぼ道なりに左へ進み、さらに坂を下ること5分、左側。道中はほぼずっと下り坂。ということは、翌朝の駅までの道のりはずっと上り坂ということになる。真夏だとそれなりにしんどいかもしれない。また、国道に出てから先は街灯がないので、足元がほとんど見えない。雨上がりだったりすると結構深い水たまりができていて足首まではまる(はまりました)ので、懐中電灯持参を推奨(スマホでも代用可能)。さらに、駅前を離れるとコンビニや夜間営業の飲食店が皆無であることもお忘れなく。
  料金は、2400円で先払い。まぁ、このあたりのエリアではだいぶ安い部類だ。1階の玄関を入って正面にフロントがあり、左手にロッカールーム、右手に大浴場がある。ロッカールームへ行き来するたびにフロント前を通らなければならないのが若干煩わしい(男女共用施設なので、くれぐれもパンツ一丁でウロウロしたりしないように気をつけましょう)。浴室はシンプルで、全身浴・露天風呂・サウナがある。天然温泉ではなく、ラジウム鉱石を使用した人工温泉のようだ。2階は、食堂・ゲームコーナー・個室休憩室(別料金)。食堂は20時で終わってしまうので、宿泊利用する人はまず利用できないだろう。食堂終了後は休憩室として利用でき、給茶機は終夜利用可能。3階はレストルーム。男女共用の大部屋(マット敷き)と、男女共用のリクライニングルームと、女性専用の小部屋(マット敷き)がある。大部屋は一面がガラス張りになっていて、ガーラ湯沢駅方面を一望でき、気持ちよく朝を迎えることができる。こぢんまりした施設で漫画コーナー等もなく、基本的には風呂に入って寝るだけという感じではあるのだが、空いていて値段的にも安いので、水上・長岡間で宿泊する必要がある場合には第一候補にエントリーしてもいいだろう。
★帯織駅(JR信越本線)★  野宿日:2007/1

  帯織駅は、単なる途中通過駅。貧乏旅行を計画するにしても、わざわざこの駅で駅寝を企てようとする人は少ないかもしれない。しかし、駅から歩ける範囲内に終夜営業の健康ランド「ポエム」があるとなれば、話は別。入館料1890円、深夜割増1260円、合計3150円で夜露をしのぐことができる。まぁ、健康ランドとしてはそれほど安い方ではないが、夏の旅ならともかくとして、冬の旅には貴重な存在だろう。
  駅からの行き方は、線路と垂直方向の道をずっと歩き、1つめの信号を右折、ひたすら道なりに歩いて三条市栄庁舎前の信号を左折。まっすぐ歩いて国道8号に出る手前右側にある。より分かりやすい道で行くなら、線路と垂直方向の道をひたすら歩いて国道8号に出てもいい。8号を右折してずっと歩くと、右手に見えてくる。入館前にコンビニに寄りたい場合は、国道経由で。いずれにしても駅から歩くと25分くらいかかるので、雪が積もっていたり、あるいは脚力に自信がない場合には、サクッとタクシーを使おう。
  館内設備は、まぁ並の健康ランドレベル。しかし、夜間にはガラの悪い連中が入り浸っているのが難点か。仮眠室なら問題ないが、シアタールームでの熟睡は期待できない。また、喫煙所はガラ悪連中の酒盛り場になるようなので、タバコを吸う人には辛い。
  ちなみに、帯織駅は基本的に無人で、ガラス張りの待合室がある。トイレも完備。夏なら、わざわざ25分歩かなくても駅寝で充分事足りそうだ。


※深夜料が上がったようです。現在は1470円。ちょっと高いですね。(2008/10更新)
★新津駅(JR羽越本線・信越本線・磐越西線)★  野宿日:2000/8

  街自体はそれほど大きくないのだが、乗り入れている路線が多いので、駅の需要はかなり高いと思える。野宿愛好家は新潟駅の方を利用することが多いと思うのだが、私はあまり人が多い場所では眠れないので、わざわざこちらを利用することにした。
  私が行った2000年7月の時点で、駅前は大規模な再開発工事を行っていたので、情報の信憑性は定かではないのだが、駅を出た左手に公衆便所があり、私はその側で寝た。何よりトイレがあるのがありがたかったし、膝元くらいの高さのコンクリートの柵があって、それがベッド代わりにちょうどいい広さだった。深夜でもトイレを利用する人はいると思うのだが、案内板のような物があり、その裏で寝ていればほとんど気にならない。屋根がないので、雨が降ればお手上げなのだが、晴れてさえいれば快適に眠れる。
★新潟駅(JR信越本線・白新線・越後線、上越新幹線)★  野宿日:2007/9

  新潟駅は、万代口を出るとすぐに繁華街になる。深夜でも人通りが絶えないので、駅寝には不向き。しかし、小樽へのフェリーが出ているなどの理由で、この駅で一夜を明かしたいと思う人が多いのも確かだろう。夜のうちにフェリーターミナル付近まで行って、近くの公園(山の下公園には屋根付きベンチがある)で寝てもいいのだが、そうすると今度は朝になってから時間を持て余してしまう(フェリーは10時発)。港付近にはコンビニもロクにない(一番近いのは北葉町バス停付近のデイリーストアで、徒歩約15分)ので、待ちくたびれてしまうだろう。
  そこでオススメなのが、新潟駅歩5分の万代公園。繁華街からちょっと離れていて夜間は人の出入りもほとんどないので、比較的安心して眠れる。ベンチには屋根がないが、公園の隅には屋根のある休み屋がある(ただし、こちらにはベンチがない)から、急な雨にも対処可能。トイレ・水飲み場も完備。池があるから、夏場でも意外と涼しい。ただし、水場があるということは虫(蚊)も多いので、蚊取り線香は携行した方がいい。
  行き方は、万代口を出て目抜き通りをまっすぐ歩き、国道7号を右折して、新潟中央郵便局の角を左折、新潟万代市民会館の裏。ここで一夜を明かせば、翌朝駅付近の繁華街で朝食をとりつつ(駅改札外に06:30開店の駅そば「やなぎ庵」もある。念のため)、コンビニで買い物をするなどして準備を整えてからフェリーに乗ることができる。
★直江津駅(JR信越本線・北陸本線)★  野宿日:2009/8

  駅北口を出て15分ほど歩けば日本海に出る駅。海沿いに大きな「船見公園」が整備されていて、これは波音を聞きながら快適に夜を明かせるなぁ……と思ったのが大きな間違いだった。確かに公園は大きく、ベンチもたくさんあったのだが、夜遅くまで浜辺で騒ぐ連中が多い! こっちはそういう連中が近寄りそうもないエリアで横になっているのに、わざわざすぐ近くを通っていく。たまたま隣のベンチに同業者がいて、しかもテントを張っていて目立っていたからかもしれないが。最初のうちは気にしないようにしようと思っていたが、午前2時になっても人通りが絶えず、眠れないのでさすがに諦めた。
  で、向かったのは駅南口ロータリーに接している公園というか、ちょっとした広場(写真)。直江津は主に駅の北側に市街地が開けていて、南側は驚くほど静かなので、駅からすぐのこの場所でも安心して寝ることができた。ただし、雨天時には利用できない。写真ではベンチに屋根が掛かっているように見えるが、隙間だらけで屋根としての機能はまったく果たさない。雨天時には、潔く駅の自由通路あたりで寝た方がいい。なお、この広場はベンチの裏手がすぐ住宅地になっているので、利用時には近隣住民への配慮をお忘れなく。荷物(特にレジ袋)のガサゴソ音は、静かな場所では結構耳に触る。
★金沢駅(JR北陸本線、北陸鉄道)★  野宿日:2001/9

  金沢駅は北陸の中枢で、とにかく大きいので、寝る場所にも事欠くことはない。しかし、待合室は当然ダメだし、駅前にはスケボーで遊ぶ若者が朝まで繰り出しているので、なかなか「ここはっ!」というような場所はない。東口の地下歩道で寝ている人も多く見かけたが、慢性的に路面が濡れているし、人通りもあるのであまりおすすめはできない。
  そこで、一足伸ばして金沢中央公園まで行ってみよう。東口から徒歩5分程度の距離なので、そう苦になることはないだろう。金沢中央公園は、中央に芝生の園地が広がっていて、その周りをぐるりとベンチが取り囲んでいる。トイレもあるし、飲水所もある。四阿がけのベンチは1つだけだが、かなり広いので、3人くらいは寝られそうだ。人家の近さ、人気のなさもAランクで、園地を照らすライトが明るすぎる点を除けば、理想的な野宿地である。
★西金沢駅(JR北陸本線)★  野宿日:2011/10

  駅からちょっと遠いのだが、「サンパリオ」という、安くて空いている穴場的な健康ランド(サウナ)がある。北口を出て、住宅街を抜けて少し広い道に出たら右へ。橋を渡って5つ目の信号(県道25号)を左折すると、左手にネオン看板が見えてくる。駅から歩いて20分くらいだろうか。金沢駅からだと、30分くらい。
  駅から遠く、幹線国道からも離れているので、夜間は結構空いていて快適。施設は5階建てで、1階はフロントとゲームコーナーなど、2階は男性専用フロア、3階は男女共用の休憩フロア、4・5階が女性専用フロアとなっている。全体的に施設は古びているが、単純に一夜を過ごすだけなら充分。漫画室など、多少の娯楽設備もあるので、少し早めにチェックインして長い時間を過ごすのも悪くない。食事処も完備している……が、この手の施設にありがちな価格設定なので、安くあげるなら入館前に済ませた方がいい。付近には、コンビニ、ファミレス、牛丼屋、弁当店、マックなど何でもあり、食べるには事欠かない。料金は、入館料800円+深夜料800円=1600円。この値段で一泊できるのであれば、20分歩く価値があるのではないだろうか。
★動橋駅(JR北陸本線)★  野宿日:2009/1

  動橋は駅前整備があまり進んでおらず、ロータリーと呼べるようなものがない。住宅も密集していて、「駅寝」にはあまり向かない環境である。もっとも、このような途中駅で駅寝をする必然性はあまりない。どうせなら、より静かな環境にある牛ノ谷駅か細呂木駅あたりでの駅寝の方が快適だろう。にもかかわらずこの駅を取り上げるのは、この駅を最寄りとする健康ランド「加賀ゆめのゆ」があるからだ。最寄りといっても、駅から歩くと25分ほどかかる。隣の粟津駅からでもあまり変わらないくらいの距離。国道から近い分、粟津駅の方がアクセスしやすい(道が分かりやすい)かもしれないが、私は動橋から歩いたので、動橋駅として扱う。
  細かな道順の説明は、ほぼ不可能。駅を出たら左前方向にとにかく進み、「バイパスレジャーランド」を目指す。虹色の看板が、駅前の住宅密集地を抜けた辺りで彼方に見えてくる。とにかく、その看板を目指して歩くべし。レジャーランド内にある「加賀ゆめのゆ」は、入館料900円+深夜料1050円=1950円という低価格が嬉しい健康ランド。浴室が充実しているのも嬉しいポイントで、露天風呂が3つもある(うち2つは1人用)。しかも、天然温泉。しかし反面、休憩スペースの方は若干の物足りなさを感じる。仮眠室はリクライニングチェア(パーソナルテレビ付き)とマット敷きの部分があるが、チェアの数が不足している。また、仮眠室の他にはレストランしかなく、時間を潰しながらくつろげるようなスペースがない。一人で行って泊まるだけなら問題ないかもしれないが、あまりは入館すると時間を持て余してしまうかもしれない。しかも、レストランは結構高い。客層に子供連れが多く、常時ガヤガヤしているのも、個人的にはあまり好みでない。
★七尾駅(JR七尾線)★    野宿日:2011/10

  JR七尾線徳田駅を最寄りとする健康ランドがあるという情報があって訪れてみたら、閉店していた。そこで急遽、本格的な野宿を強いられることになった。徳田駅の駅舎(待合室)が終夜開放されていそうな気配だったのでそこでいいかなとも思ったが、七尾駅近くに道の駅「能登食祭市場」があるということを知っていたので、敢えて終電でそちらに向かった。
  しかし、結果的にはこれが間違いだったようだ。「能登食祭市場」の施設自体は、夜間は締め出されてしまう。24時頃までは滞在できるが、その後警備員に追い出される。建物の外となると、吹きっさらしのベンチ(写真)しかなく、夏場ならまだしも、10月の野宿には到底向かない。雨が降ってもお手上げ状態。また、朝は4時ごろから業者の車が頻繁に出入りする(なにしろ「市場」なので)ため、安眠も得られそうにない。テントかシュラフでも携行しているならまだしも、体一つで野宿するなら、徳田駅の待合室を利用した方が得策だ。
★越前開発駅(えちぜん鉄道)★  野宿日:2009/1

  福井駅からでも歩ける(20〜25分程度)のだが、一応最寄りの越前開発駅として紹介しておく。駅を出て、踏切を渡って道なりに歩き、左手に幹線道路(国道8号)が見えてきたら、なんとかしてその道に出る。すると、ほぼ目の前に「ジョイフルFUKUI」という健康ランドがある。道が分かりにくいのだが、迷わなければ5〜6分の距離だ。高看板がわりと遠くからでも見えるので、それを目印に歩こう。
  ここの利点は、値段が安いということ。入館料1200円+深夜料850円、合計2050円で一泊することができる。館内はわりと古びたというか、レトロな雰囲気が漂っている。建物の造りが古いのか複雑なのか、どこをどう行けばどこにつながる階段があるのか、若干分かりにくい。タバコが吸える場所がわりと多く、しかもガラス張りの小部屋等にはなっていないので、嫌煙家にはちょっと辛いかもしれない。大広間でいわゆる大衆演劇(時代物)の公演が頻繁に行われていて、時代がかったポスターが随所に貼り出されている。今時この雰囲気を前面に出す健康ランドはなかなか珍しい。宿泊する上で欠かせない施設については、浴室・仮眠室ともあまり広くはない。特に仮眠室は混雑が激しく、リクライニングチェアはほぼ満席だった。やっと空席を見つけて眠ったが、明け方にトイレに起きて、戻ったら早速別の人に席を奪われていた。しかしそれでも、1泊2050円はありがたい存在だ。
★南今庄駅(JR北陸本線)★  野宿日:2008/8

  翌朝、敦賀から小浜線の始発に乗りたい。このような場合、たいていの人は敦賀駅で夜を明かそうと考えるだろう。しかし、敦賀駅は夜間には待合室を閉め出されるし、野宿に適した(屋根付きベンチとトイレがある)公園があるかどうか分かったものではない。それならば、むしろ北陸本線の無人駅で夜を明かし、朝イチの北陸本線で敦賀入りした方が得策というもの。2008/8の時刻編成では、これが可能だ。北陸本線の始発は、福井04:51発→敦賀05:33着。ただし、これは快速列車で、野宿に適した無人駅には停車しない。狙うのは、次発の列車。福井05:30発→敦賀06:28着。これに乗れば、敦賀発の小浜線始発06:35に間に合う。
  問題はどの途中駅で寝るかということだが、周辺環境から考えると、断然南今庄駅がオススメ。無人駅で、しかも駅が人家から離れている。ガラの悪い連中のたまり場になりそうな場所もない。この駅には駅舎がなく、ホーム上に小さな待合室があるだけ。ここで寝ても悪くはないが、トイレがないし、虫が多いのであまりオススメではない。それよりも、駅を出て左へ20秒ほどのところにある路線バス待合所の方が快適に眠れる。写真のように長〜いベンチがあるし、灰皿もあるし、隣には公衆トイレもある。窓の外には小川が流れ、清々しいせせらぎに耳を傾けながら眠れる。もちろん、屋根付きで、入口ドアも開閉可能なので、虫もある程度防げる。ベンチはL字型に続いていて、大人3人までなら同時に寝ることができそうだ。人家のない小川っぺりだから目覚めてすぐに目に入る景色もまた素晴らしい。快適に眠れて、快適に目覚められること間違いなし! 太鼓判を押したい野宿スポットである。
★笠寺駅(JR東海道本線)★  野宿日:1995/8

  名古屋駅周辺で野宿地を探すつもりがなかなかいい場所が見つからず、3駅分も歩いて笠寺にたどり着いてしまった。やはり、あまり大きすぎる街というのも野宿には向かないような気がする。
  笠寺駅は、終電後には駅舎自体にシャッターが降りてしまうので、駅の中での野宿はできない。しかし、駅を出たすぐ左手に名古屋市総合運動公園があり、ここの敷地内にベンチがたくさんある。公園の入り口に注意書きがあり、「この敷地内で人を脅すことを禁止する」というようなことが書いてあるので、あまりガラのいい街ではないようだが、私が行ったときには平穏そのものだった。
  ただし、ベンチはたくさんあるものの、屋根つきのものはない。また、蚊が非常に多く、普段あまり刺されない私が10カ所以上刺されたので、ある程度覚悟が必要かもしれない。トイレや飲水所の有無も確認していない。
★名古屋駅(JR東海道本線・中央本線・関西本線、名古屋市営地下鉄東山線・桜通線、名古屋臨海高速鉄道、名鉄名古屋本線(名鉄名古屋駅)、近鉄名古屋線(近鉄名古屋駅)、東海道新幹線)★  野宿日:2016/12

  夜を通して賑やかな名古屋駅周辺では、さすがにシュラフにくるまっての野宿は難しい。この街で一泊するのなら、安い宿泊施設を探した方がベターだろう。駅周辺にはサウナ&カプセルもあるのだけれど、意外と安くない。個室タイプの格安ビジネスの方がだいぶ安いので、こちらが狙い目だ。西側(太閤通口)には下記「ビジネスホテルオイセ」がある(近鉄の米野駅が最寄りになるが、名古屋駅からでも徒歩10分くらい)。が、もっと駅に近いところに、「エコホテル名古屋」がある。名古屋駅から徒歩1分という好立地で、格安で個室に泊まれる。ビルの高看板には「2100円〜」と表示されているのだが、楽天で予約する場合、ツイン(2人利用)で2000円〜、一人での利用だと3000円(私が泊まった時には2500円だったが、その後値上げしたようだ)。「ウェルビー名駅店」でのサウナ宿泊でも3300円になる(カプセルだと4220円)ことを考えると、かなり魅力的に感じる。
  部屋は、1人利用でもツインルーム(2段ベッド)だった。広さは3畳ほどでお世辞にも広いとは言えないが、寝るだけなら十分だ。もちろん個別空調完備で、テレビ・冷蔵庫・使い捨てスリッパ付き。トイレは共同。洋式で、各フロアに1つしかない。全室禁煙で、喫煙所は各フロアにある。古風な換気扇を各自で回して利用する。浴室は個室タイプのシャワー(7室)のみで、地下にある。男女共用なので、女性にとってはちょっと気になる部分かもしれない。シャンプー・石鹸あり。館内にドリンクの自販機あり。各階に、共用の電気ポットがある。駅前なので、すぐ近くにコンビニもあって便利。
  ちょっと気になるのは、防犯面か。ビルの出入口に間仕切りがなく、24時間誰でも自由に出入りできてしまえる造り。フロントが無人になるタイミングなら、部屋の前まで入られてしまう。チェックアウト時にもフロントは基本的に無人なので、部屋のカギはトレーに返却。その気になれば、不審者が鍵のコピーをとることだってたやすくできてしまう。駅に近い繁華街の中にあって、1階が居酒屋。深夜帯でもビル周辺に人が多い立地だけに、防犯面はもう少し気を遣った方がいいように思う。雨のリスクを無視できるのなら、私だったら「ビジネスホテルオイセ」を選ぶか。
★柴田駅(名鉄常滑線)★  野宿日:2009/12

  名鉄柴田駅前にあるカプセルホテル「カプセルイン柴田」は、東海地区最安値を謳い文句にしている。18きっぷユーザーにとっては、名鉄の乗車代がかさむことになるのが少々辛いところではあるが、確かに私の知る限りでは東海地区にここ以上に安いカプセルはない。宿泊料金は、2800円。ただし、これはテレビなしのスタンダードカプセル。最低限テレビくらいは欲しいと願うのであれば、3300円のエクセレントカプセル利用になる。単純に2800円という価格だけの情報を持って行くと、ちょっとアテが外れたような気分になるので、要注意だ。ちなみに、サウナ仮眠宿泊も可能で、こちらは2300円(入泉料1500円+深夜料800円)。テレビなしカプセルよりも仮眠宿泊の方が断然オススメ。というか、テレビなしのカプセルなんて、需要があるのだろうか?
  システムがちょっと変わっているということも書いておかなければならないだろう。写真のビルの3階から上が「カプセルイン柴田」で、下層階はパチンコ店になっている。入口は、パチンコ店入口の脇にある古ぼけたエレベーター。屋外に露出したエレベーターだ。で、このエレベーターは、土足厳禁。つまり、外で靴を脱いで、手に靴を持ってエレベーターに乗る格好になる。これは、このエレベーターが館内の各階移動用を兼ねているためだ。というか、館内の各階移動は、エレベーターのみで階段では通じていない(4・5階の往来のみ階段で可能)。
  3階のフロントでチェックイン、ロッカールームは同階にある。浴室は5階。5階にもロッカーがあり、カプセル宿泊者用と普通入泉者用に分かれている。浴室はほどほどの広さで、特に変わった浴槽はない。4階はレストラン&レストルーム。レストランは、比較的良心的な価格設定だった。カプセルルームは横開き式で、天井が高く、広い印象。イヤホン無料貸し出し、カップラーメンやパン程度の販売あり。持ち込みは不可。
  全体的な印象としては悪くなかったが、2800円のつもりで行っていただけに、いまいち後味がよくない。次回利用する機会があれば、最初から3300円のつもりで行くことにしよう。

★米野駅(近鉄名古屋線)★  野宿日:2016/9

  名古屋からひと駅、近鉄名古屋線のマイナーな駅・米野駅の近くに、格安のビジネスホテル「オイセ」がある。一応個室なのだけれど部屋はとても狭く、大阪でいうところの西成の安宿みたいな存在。名古屋には、大阪のように一か所に集中している感じではなく散らばっているのだけれど、こういった激安宿が何軒かある。こちらの宿泊料は、2400円。
  場所の説明がちょっと難しい。駅を出て線路と垂直方向に歩き、最初の信号を越えて2本目の路地を左へ入って1分、右側角地。閑静な住宅地の中にある。駅歩5分くらい。米野駅は、名古屋臨海高速鉄道のささしまライブ駅とほぼ隣り合っているので、同駅からでも6分くらいで行ける。さらに言うと、名古屋駅からでも10分弱くらいだ。米野駅やささしまライブ駅から行くと道中にコンビニ等がないので、食料などを買って持ち込みたいなら名古屋駅から歩いてもいいだろう。名古屋駅から歩けばコンビニはいくらでもあるし、スーパー「マックスバリュ」にも寄りやすい。
  部屋は、4畳半くらいあり、西成の安宿よりはちょっと広い。テレビ・冷蔵庫あり。エアコンは全館空調。浴室は、1階に男性専用のものがある(16〜23時限定)。シャンプー・石鹸あり。2階には男女共用のシャワー室もあり、こちらは24時まで使用可(朝は6〜9時)。さほど規模の大きなホテルではないので、常にふさがっていてなかなか使えないということもなさそうだ。部屋は多少音漏れするけれど、繁華街から外れているから騒音もそれほど気にならないし、寝るだけならこれで充分。また利用する機会がありそうだ。
★四日市駅(JR関西本線・伊勢鉄道、近鉄名古屋線・湯の山線・内部線(近鉄四日市駅))★
                                              野宿日:2005/9


  四日市での野宿というと、近鉄高角駅が最寄りになる健康ランド「ユーユーカイカン」が最右翼。しかし、私が行ったのは水曜日。ユーユーカイカンの終夜営業は木・金・土のみなので、利用できなかった。
  そこで私が考えたのは、国道1号沿い、近鉄内部線日永駅が最寄りになるスーパー銭湯「スオミの湯」。ここは深夜3時まで営業しているので、多少は仮眠できるかなと思っていたのだ。しかし、ここは休憩室がロビーだけで、しかも夜間でも結構混んでいるので、とてもではないが眠れない。
  こうなったら、公園しかない。四日市中央緑地(スオミの湯の近く)、鵜森公園(近鉄四日市駅近く)、四日市市民公園(同)と3カ所を巡ってみた。しかし、結論を言うと、全部×。すべて、ベンチの類はあるのだが、公園内を不審者(酔っぱらいやチーマーなど)がたくさんうろついている。おまけに、公園を探して近鉄四日市駅前をウロウロしていたら、黒塗りの車が近づいてきて「What Do You Want?」と声をかけてきた。見れば、サングラスをかけた黒人が手に怪しげな瓶とカプセルを持っている。どうやら、四日市はこういう街らしい。
  最終的には、JR四日市駅近くまで戻り、市役所庁舎の裏の小さな園地で夜を明かした。灰皿付きのベンチはあるが、屋根はないし、道路に露出した園地である。JR駅付近は比較的夜間は静かなのだが、それでも夜中の2時3時に犬の散歩をする人が度々通りかかり、その都度目が覚めてしまった。
  四日市での野宿は、あまりオススメできない。

戻ります。